冥土の土産

先日、A様(94歳 男性)のケアをさせて頂きました。

両足の外反母趾が強く、指先も変形していて、変形により関節部分が、靴にあたり赤くなられ、靴を履くことができない為、工夫をされながらサンダルを日常履きとされていました。

爪切りが難しくなり、爪のケアと、足裏のトリートメントをさせて頂きました。

足の拭き取り、爪の周囲のお掃除をしてからの爪切りです。

Aさんは、終始興味深く見ていて、

「世の中は、広いな〜!へ〜!

こんな仕事もあるんだね〜 。冥土の良い土産になったわ〜」と繰り返し仰られていました。

他人に足を触られる経験は、まだ少ないと思います。

足をケアされることでの心地良さを少しでも感じて頂きたいと思いながらの行なっていました。

ケアの間、昔は軍隊に行かれていた事などをお話してくださいました。

77年前の戦争を経験され、今のこの時代まで、一生懸命働かれ生活されてきたA様と時間を共有できたこと、足のケアをさせて頂けたことに、感謝の気持ちでいっぱいでした😌

投稿者プロフィール

大野直美
大野直美
千葉県出身、昭和53年(丑年)生まれ、B型。
印西市在住。夫、子ども2人、愛犬(ゴールデンレトリバー)2匹の5人暮らしです。

経歴:看護師経験20年以上。