靴は武器にも凶器にもなる!?

こんにちは。

最近、ご自分やご家族 の靴の中敷きを見ていますか?靴底も。

先日、お客様の靴を拝見した際、下の写真のように、

中敷きが剥がれて丸まっていました💦

伸ばしてみると、穴が開いてました😲

その方の足は、ちょうど中敷きの穴と同じ場所に魚の目が・・・💦

本来、靴の中敷きは、靴を快適に履ける為にあります。

今回は中敷きの役割について、お伝えしたいと思います。

中敷きの役割

その①身体のバランスをサポート

足首やかかとのが歪んでいると、身体はバランスを取るために重心を変えたり、歩き方を変えようとします。その結果、間違った姿勢や、歩き方が癖になってしまいます💦

そこで、靴に中敷きを入れることによって、足のバランスを整えることによって、身体のバランスもサポートする事ができます。

その②体幹が安定する

足裏(土踏まず)にしっかりとフィットする中敷きを使うことで、

これまで身体を指の付け根やかかとなどの「点」で支えていた状態から、足裏全体の「面」で支えられるようになります。

接地面積が増えることで、体幹が安定し、バランスが取りやすくなり、足が疲れにくくなるようにサポートしてくれます。

その③足裏にかかる圧力を分散する

中敷きは、足裏にかかる圧力を分散させてくれるます。

歩く時は体重の1.2倍、走る時には体重の2〜3倍の衝撃が足裏にかかるといわれています。もし、その①でもお伝えしたようになんらかの足の歪みや癖があり、足裏の1箇所に圧力がかかってしまったら、どうでしょう・・・💦

足への負担がものすごく大きくなりますよね😰

中敷きで足裏をサポートすることにより、衝撃が吸収・分散されて、極端な負担を防げるといわれています。

また、体に伝わる衝撃も軽減されるので、身体の疲れや足の痛みの予防にもつながります。

☝️これらの中敷きの役割をみると、写真の靴は、①の足のバランスをサポートするどころか、中敷きのシートが剥がれ丸まっていることで、部分的に厚みが出て、その結果、魚の目が出来てしまっています。(靴によっては、脱ぎ履きのしやすさ重視の靴もあり、中敷きの役割が弱い靴もあります)

また、このお客様は認知機能の低下が見られ、身体の違和感があっても、その事をうまく伝える事ができないのです…😭

ご本人も靴の変化も気づかず、こちらから、魚の目部分を押して痛みの確認をすると、「ああ、そこなんか痛いのよね〜」と😢 実は、施設に入居されている方で、施設職員も、魚の目があることに気づいていませんでした。

足になんらかの痛み・違和感があると、バランスを自分なりに変えます(役割その②)。そのことで、立ち上がりやつまずいた時に力が入らず、転倒・骨折に繋がってしまうことにも!その事で、介護度が上がってしまう事も・・

靴は本来、足や身体を守ってくれる武器のようなものですが、使い方や、その状況によって(形の崩れなど)凶器となることもあります。

まずは、見て知るところから、初めて行きませんか?大切な方の足・靴も見てあげてください😊

知らないと、次への行動には移せないので☺️

足のトラブルはもちろん、靴の選び方や履き方、足もお手入れの仕方などもお伝えしております。

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